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第4回ワークショップレポート

「支援」といわない支援ーー若者たちを活動にさそいこむ「場」のデザインとはーー

11月28日に会津若松市にて「全国若者・ひきこもり協同実践交流会」第4回プレワークショップを開催しました。

この日は、山形から滝口克典さんと片桐隆嗣さんをお招きして「『支援』といわない支援ーー若者たちを活動にさそいこむ『場』のデザインとはーー 」をテーマにお話ししていただきました。
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「『支援』といわない支援」とは、一体どういうことなんでしょうか。
滝口さん曰く、「支援しています」という直接的なメッセージに敬遠してしまう被支援者も少なくなく、支援を必要としている若者がアクセスしやすいように、支援の「入り口」を工夫する必要があるとのこと。
そこで、いかにして若者が参加しやすい場を開き、誘い出すかが重要なのだと滝口さんは言います。
山形での事例を3つ紹介していただきながら、その意味に触れていきました。

片桐さんが紹介してくださった事例は2つ。
ひとつは、芸大生が限界集落をフィールドに、彼らが専門とするアートやデザインを生かして地域づくりを行う「みつけたむぎの」。
もうひとつは、地域の若者を参加対象とした まちづくりワークショップ・賞金付き公開コンペティションを仕掛ける「南陽市青年教育推進事業
そして、滝口さんが紹介してくださった事例は、自身が共同代表を務めるNPO「ぷらっとほーむ」における若者の居場所づくり活動。

どの取り組みにも共通しているのは、若者それぞれの興味・関心が「場」への入り口になっているということ。孤立ゆえに居場所を求める若者・新しい仲間や居場所を求める若者が、そこを居場所としながら地域社会に参加し、それぞれに力を養っていきます。そして、とても興味深いのは被支援者であった若者の取り組みが、地域活性にも繋がっていること。
参加者の皆さんがお二人の話に聞き入り、何度も頷く様子が印象的でした。

滝口さんと片桐さんからお話を聞いた後は、お二人にもテーブルに入っていただき、参加者とざっくばらんに意見交換をしました。参加者の中には今回の会場となった会津で若者支援に取り組む方や、山形・東京など遠方からお越しくださった方もいて、時間が足りないくらいに議論が盛り上がりました。
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講師の滝口克典さんには、2月に開催する「第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in ふくしま」のテーマ別実践交流会でもコーディネーターを務めていただきます。
今回「話し足りなかった」「お話し聞いて見たかった」という方は、ぜひ本大会にお越しください。
※「第11回全国若者・ひきこもり協同実践交流会 in ふくしま」の詳細はこちら
 https://jycforum.org/business/networking/

ご参加いただいた皆さま、滝口さん、片桐さん、どうもありがとうございました。
次回は、12月12日(土)福島市で「制度の穴をふさいでいく支援」をテーマにプレワークショップを開催します。

事業内容

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