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【分科会H】「若者の性」と支援の課題

【分科会H】「若者の性」と支援の課題

「性」に関する思い、悩みは毎日のように感じているのになかなか人に話す機会が少なかったりします。それは若者、ひきこもり支援の現場でも同じです。この分科会では、今現場で何が起きているかについて参加者が理解をし、今後どのような取り組みが必要かについて話し合えたらと思っています。

NPO 法人ゆどうふ 辻岡秀夫

分科会H-14 語られなかった性の課題にともに向き合う

「性」は若者にとって切実な課題でありつつも、支援の現場ではなかなか取り上げられづらいといった側面があります。それゆえ、悩みを表に出せず抱え込んでしまったり、支援者の側も属人的な対応を余儀なくされるといった傾向がみられます。多様な論点が想定しうる「若者の性」における支援の実践課題ですが、本分科会では「性差・性規範」「性の多様性」という2つの軸に絞り、以下のタイムスケジュールに即して検討を行います。

セッション1 1日目 16:00-18:00

分科会H-14-1 ひきこもり支援における性差

(支援現場における性差、男性/女性ならではの生きにくさ、居場所としての女子会など)

このセッションでは、若者・ひきこもり支援の現場でみられるジェンダー差およびその対応について、実践報告をもとに検討を試みます。社会に広がる性規範による生きづらさに向き合う実践や、支援現場では少数派になりがちな女性に限定した実践など、「若者の性」に向き合った実践報告をもとに検討します。

■実践報告

小園 弥生さん(男女共同参画センター横浜南/神奈川)
「働きづらさに悩む“ガールズ”支援はどこを目指すのか」

林 恭子さん(ひきこもりUX会議/神奈川)
「「ひきこもり女子会」から考える生きづらさを抱える女性への支援について」

セッション2 2日目 9:30-11:30

分科会H-14-2 若者支援と性の多様性

(LGBTの方に対するアンケート調査報告、現在の支援課題など)

このセッションでは、「性の多様性」をテーマに据え、支援現場における実態と課題について議論を深めます。特に生きづらさを抱えるセクシャルマイノリティへの支援に焦点を当てた実践を募集し、そこから「性」の多様なあり方が認められるような支援の形と社会の在り方を探っていきたいと思います。

■実践報告

長野 香さん(NPO法人SHIP/神奈川)
「セクシュアルマイノリティやその家族、周囲の方への支援の在り方を考える」

(世田谷区男女共同参画担当課/東京)
「平成28年度 性的マイノリティ支援のための暮らしと意識に関する実態調査について」

セッション3 2日目 12:30-14:30

分科会H-14-3 「若者の性」と支援の課題

セッション1・2での報告と議論を踏まえ、コメンテーターからの論点整理・基調提起を行っていただきます。それを基にしながら、個別化・不可視化されがちな「若者の性」に対して、支援現場での関わり方や今後の課題および方向性について参加者全員で考えていきます。

■コーディネーター

辻岡 秀夫さん(NPO法人ゆどうふ)
南出 吉祥さん(岐阜大学)

■コメンテーター

金子 由美子さん(“人間と性”教育研究協議会、NPO法人さいたまユースサポートネット/埼玉)

事業内容

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